●GASERA社の歴史

・フィンランドTurku大学の化学・物理学研究員グループが研究開発した高感度の光音響分光法Photoacoustic spectroscopy(PAS)およびフーリエ変換赤外分光法Fourier transform infrared spectroscopy(FTIR)に基づくマルチガス分析装置およびFTIRアクセサリーの商品化により、2004年に製造・販売事業をスタートしました。
・従来の光音響分光法(PAS)では検出が難しいとされる領域を超える高感度の光学カンチレバーセンサーと光学読出しシステムを発明し、特許を取得しています。
・所在地は、フィンランドの首都ヘルシンキから西に約200km離れたトゥルク(Turku)という町にあります。

●GASERA社の発明

Cantilever sensor（カンチレバーセンサー）

・従来のコンデンサーマイクロホン膜と比較して100倍以上の物理的運動を達成
・高い線形な応答

Optical readout system（光学読出しシステム）

・レーザー干渉法に基づく非接触の光学測定
・ピコメートル(10-12 m)以下の微小なカンチレバー変位を測定
・非常に広いダイナミック測定範囲（測定下限値の104倍以上）

●GASERA製品のプラットホーム

LASER PAS

中赤外域での広範囲に調整可能なレーザーは、ppb/pptまでの感度を持ち、連続モニタリング機能を可能にします。
【対象製品：GASERA ONE FORMALDEHYDE、GHG、SHED、他 】

NDIR PAS

室内のVOCs、光触媒、脱臭フィルターの反応状態、手術室内麻酔ガス、農業・畜産研究など、複数のガス（最大9種類）連続モニタリング機能を可能にします。
【対象製品：GASERA ONE PULSE Chopper/Pulse式】

弊社(ENV)はGASERA社のマルチガス分析装置を日本で唯一販売可能な日本総代理店でございます。